志望していた大学に合格して、念願の一人暮らしを始めた俺は、日々新しい発見を繰り返して、刺激的な毎日を送っていた。
高校の頃は、男子校に行っていたこともあり、彼女がいなかった。
ただ、親が多少イケメンに産んでくれたので、駅とか文化祭で告られたりはしたことがある。
ただ、多少ビビりで、友達と遊ぶことの方が楽しいと思っていた俺は、せっかくの告白を放置してしまった。
そして、大学生活が始まり、いわゆるデビューをした。
大学でも、バイト先でも、とにかくモテた。
有頂天で初体験を済まし、半年ほどで経験人数が二桁を超えた。
ただ、今のところ特定の彼女は作らずに、面白おかしく過ごしていた。
今日も、逆ナンがきっかけで、セフレにした27歳のOLとセックスをして、まだ一緒にいたいという彼女の元から、さっさと帰った俺は、自宅の近くで声をかけられた。
「マサキ君、久しぶり!」
その声に振り返ると、肩くらいまでの黒髪に、ぱっちりとした二重の美少女がいた。
170cm弱くらいの、身長がそこそこ高いその美少女は、黒のニーハイに、フレアのミニスカート、白いブラウスに薄いピンクのカーディガンを羽織っていた。
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